お別れ式とは?

「お別れ式」は、家族や友人が集まり、讃美歌や生演奏に包まれながら、故人を偲び、感謝の思いを伝える温かな葬儀のかたちです。
お別れの寂しさの中にも、故人との思い出を振り返り、天国での再会への希望を分かち合う時間を大切にしています。

式では、遺族の思いに寄り添った葬儀プログラムを通して、故人の歩んだ人生を振り返ります。
遺族からお預かりした思い出やエピソードをもとに、牧師が故人の生涯を紹介し、その人柄や生き様に改めて感謝を捧げます。

また、聖書の言葉や讃美歌、祈りを通じて、天国を共に仰ぎ見ながら再会への希望を共有することも大切にしています。
悲しみの中にも希望を見いだし、天に召された故人といつか再び会えるという信仰に基づく慰めが、参列者の心を支えます。

牧師は、式の終わりまで遺族や参列者に寄り添い、聖書の言葉を通して励ましを与え、心を整える役割を果たします。
式全体を通じて、参列者一人ひとりが故人との思い出に向き合い、別れを受け止め、希望をもって歩み出せるよう導きます。

最後の出棺の際には、天国を共に見上げながら、再会を信じて故人を送り出すひとときを持ちます。
悲しみの中にも、愛と感謝を胸に、故人にふさわしい温かな見送りを実現します。

「お別れ式」は、故人への感謝を音楽と祈りにのせ、家族や友人が心をひとつにして見送る、希望と慰めに満ちたセレモニーです。

牧師が寄り添い、家族や友人が感謝を伝え
音楽で見送る1日プラン

牧師が寄り添い、家族や友人と
最後の夜をゆっくりと過ごす2日プラン

牧師が寄り添い、家族や友人が感謝を伝え音楽と花で見送る1日プラン

牧師が寄り添い、家族や友人と最後の夜をゆっくりと過ごす2日プラン

お別れ式の流れ

天国のハーモニー1日の場合


天国のハーモニー2日の場合


前夜祭とは?

前夜式は、告別式に参列できない方のために行われる式です。特別な宗教的意味はありませんが、時間に余裕があるため、家族や友人が故人とのお別れをゆっくりと過ごすことができます。

告別式は出棺や火葬の時間に合わせる必要があるため、限られた時間内で故人が天国に召されたことを心に留められるよう、厳かな進行で行います。

前夜式では、聖書朗読、故人略歴紹介、説教、終祷、遺族代表挨拶を中心に進め、式の間は音楽が流れ続ける静かな時間となります。なお、前夜式には祭壇の飾花はありません。

STEP
前奏

お別れのひとときを穏やかに迎えるため、開式20~30分前からBGMを流します。開式後、司会者が挨拶し、葬儀の意味や流れを説明。その後、奏楽者と賛美リーダーを紹介し、祈りを捧げます。

STEP
賛美

賛美リーダーが独唱し、奏楽者が演奏する中で、司式者が祈ります。

STEP
祈り

故人を失ったご遺族に寄り添い、神様への想いを込めた祈りを捧げます。

STEP
聖書朗読

静かなBGMや奏楽の中、聖書の言葉が朗読されます。

STEP
家族・友人のことば

故人と親しかったご家族やご友人が、思い出や感謝の気持ちを語ります。(1~2名、20分以内)

STEP
牧師による説教

牧師による10分ほどの説教を行い、その後、奏楽とともに聖書が再び朗読されます。

STEP
賛美

賛美リーダーが独唱し、奏楽者が演奏を行います。

STEP
遺族ごあいさつ

ご遺族を代表してご挨拶をいただきます。(10分以内、奏楽を伴う)

STEP
献花

奏楽が流れる中、ご参列の皆様で献花を行い、故人を偲びます。

STEP
賛美

参列者全員で賛美を捧げます。

STEP
頌栄

全員起立し、感謝の賛美を捧げます。

STEP
終祷

そのままの姿勢で、終わりの祈りを行います。

STEP
飾花

最後にご遺族が柩を囲み、感謝の気持ちを込めた祈りを捧げ、天国での再会を願います


 事例① 

音楽と共に生きた父に捧げる音楽葬

A様

音楽が大好きだった父。最期は、父の好きだった音楽で盛大に送ってあげたい・・・

プラン名天国へのハーモニー2日
内容・お父様のお好きだったゴスペル
(音楽仲間による)
・詩編朗読(励ましのことば)
・牧師メッセージ
・賛美と祈り
・お別れのゴスペル合唱(慰めと祝福)

Photo Gallery

ご逝去されたお父様は大のゴスペルファン。学生時代から音楽グループを組み、一時はプロを目指していたそうです。教会には集うことはありませんでしたが、心の底では神様を求めておられたのでしょう。
そんなお父様の葬儀に際し、ご家族がキリスト教葬儀を希望されました。大変明るい葬儀となり、ご家族だけでなく、音楽を通して知り合った仲間たちとともに、天国のハーモニーに包まれる二日間になりました。天から慰めと祝福が舞い降りてくるようなお別れ式でした。


 事例② 

天寿を全うした母に、歌の贈り物を

B様

最後は明るく見送ってあげたい。天寿をまっとうした母に、歌の贈り物を。

プラン名
内容・お母様のお好きだった歌
・聖書からの慰めのことば
・牧師からのお勧め
・賛美と祈り
・ゴスペルシンガーによる「アメージンググレイス」

Photo Gallery

御歳98でご逝去されたお母様。「お別れは悲しいけれど、最後はありがとうの気持ちで明るく見送ってあげたい」と、息子さんからのご依頼で一日葬を行いました。信仰には馴染みのないご家族でしたが、静かで優しい音楽の音色が、ご遺族の心を癒していきました。特に、ゴスペルシンガーがアメージンググレイスを日本語でゆっくりと歌いましたが、美しい歌声が、心に響く慰めのメッセージになりました。お母様の人生は、驚くばかりの恵み(アメージンググレイス)に満ちていたことを、共に感謝しました。